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「恵比寿」、働く場としてこのエリアを求めている人は多いと思う。賑やかすぎる若者はあまりいないし、だからといってカチカチのサラリーマン尽くしという街でもない。適度に酸いも甘いも知った大人たちが、仕事と私生活を両立させるのに適切な場所として選ぶエリアなのかもしれない。そんな恵比寿駅の東口。改札を出てから1、2分という好立地に、この建物は立っている。
駅に面したこの建物、その4-5Fメゾネット部分が今回募集の区画である。元々住居だった区画をオフィス仕様にリニューアルしたばかりの物件で、改装してからは初めての募集となる。この立地に免じて多めにみてもらいたい点がひとつ、それはエレベーターがないという点だ。4Fまでの階段ははじめはツラいかもしれないが、日々の運動不足の解消とばかりに前向きに捉えてみてほしい。室内に入るとまずは4F、まとまった空間が広がり開口も充分。階段下におさまる水回りは最小限。上の階にもトイレがあるので、このサイズには希少な男女別とすることもできる。5Fに上がると、収容人数、ほんの数名程度のコンパクトな空間になっている。
5Fは、ミーティングルームにしてもよさそうだが、三角形に近い形をしており広さ的に、向き合って座るとしたら、4人程度までしか難しいかもしれない。それなら2、3人の部署のワークスペースにしてしまい、窓際に長机を置いてしまうのがレイアウトとしては使いやすいだろう。それぞれの窓の下には、物を収納しても足を十分延ばせるスペースが空いており、壁際のデスク配置に後からジワジワくる足が伸ばせない、、というストレスもなさそうだ。もしくは、5Fは贅沢に代表がひとり集中して仕事をするスペースとしてしまってもいいかもしれない。4Fには壁がななめになっている箇所があるが、そこにソファを置いてしまえば空間を無駄なく使いこなせるように思う。2カ所あるバルコニーもそれなりに広々としているので、喫煙タイムにも花が咲きそうである。
訪れるのにも、外出するのにも、駅1分というのは他の物には代え難い条件。更に、駅前で建物が密集して、日が当たらない、、という物件ではなく、開口部は多く採光も十分、バルコニー2カ所付きという魅力も備えている。
この物件は、居心地と機動力が両立できる物件。素敵な空間で働きたいと思いつつも、機動力最優先!という企業にとっては、うってつけの物件ではないだろうか。駅から近くなって歩かなくなった運動不足分は、エレベーター無しの4Fを駆け上がり、解消していただきたい。
EDITOR’S EYE
恵比寿駅徒歩1分、メゾネットタイプでバルコニー2カ所。これだけの要素でも十分この物件の魅力は伝わるかもしれない。でも、更にこの空間の印象も、写真で見ていただければきっと気に入ってもらえるはず。開口部が多いスッキリとした空間に、毛足の長いちょっとリッチな感じのカーペット仕様。変更する事も可能だが、恵比寿駅1分という性質に意外とマッチする仕上げかもしれない。