南青山オフィス・店舗|骨董通り至近 居抜き
EDIT
青山通りから骨董通りに入り少し進む。かつて、この華やかなショップや飲食店が軒を連ねるこの通りには、路面電車が走っていたのはご存知だろうか?そんな歴史もありつつも長年賑わうこの通りから、面白いことにたった一本入るだけで静かな住宅街へと切り替わる。この建物も、そんな通りの賑わいからわずかな距離に位置するとても静かな場所でみつけた。
空間は建物の1階部分。建物エントランスに直結する入り口をもち、間違いなくこの建物の顔になるポジション。室内の現状は前入居者のユニークな居抜き状態で、奇跡的にきっちりハマれば、痛み、使用感はあまり感じられないためそのまますぐにでも利用可能だろう。実はこの物件、そのユニークさは写真では分かりにくいが、大小9つの空間にて構成されている。図面上にも洋20.9帖、洋9.6帖など、細かく壁で仕切られていて、実際に見学してみるとここにも個室が、、と少々戸惑う程だ。だけど不思議なのが、意外と使い勝手が良さそうと思えること。設置された壁の多くは個室として仕切られることなく、目隠し程度の高さで空間自体は繋がっている一体感を残した仕上げ。通常オフィスを借りるときは、会議室、応接等、壁を作ることを考えるが、この物件に限っては、最終的にはどの壁を減らすか、そんなことを考えてレイアウトを組んでみるのが正しい検討の仕方となるだろう。
物件としての希少さは正直かなり高い。個室やブースは十分設置済。光も差し込み空間の雰囲気も良好。通りから一本入った隠れ家のようなところにあり、更に空間内には隠れ部屋の様な区画をいくつも備えた面白味のある物件。でも、かなり強めなキャラであることも間違いない。そんなこの物件に、奇跡的に意気投合する、同じくらいキャラの濃い利用者の登場を期待している。
EDITOR’S EYE
少々割高なのもハードルを上げているが、入居時にかかる内装費を契約年数で割戻せば、比較的納得できる目線に落ち着くだろう。それでも辻褄があわなかったら、なんとか相談してみるのもアリだろう。