中目黒オフィス | 駅前の期待値大空間
EDIT
>>LOCATION
場所は中目黒。OPEN時には大きな話題となった高架下や、年中通して人気の目黒川沿い。また、今まさに国内外で話題となっている世界最大級のスターバックスの誕生などなど。ネタには尽きないこのエリア。そんなホットなスポットでもあるこのエリアの、起点とも言えるこの中目黒駅。日々多くの人が利用するこの駅だが、そのホームから目と鼻の先の場所にこの建物はあった。
>>SPACE
ご紹介するのは4F部分。ホームからでも目に止まりやすい区画で、ガラス越しに室内の雰囲気までも感じられるような距離感にこの空間はある。そんな立地という大きな優位性のあるこの物件だが、その室内はいたってオーソドックスなオフィス仕様という感じ。以前まではこのままの内装で加圧式トレーニングジムとして使われていたようで、現在残る2つの個室や壁面の大きな鏡はその時の名残だろう。正直、現状の姿からだとなかなかこの空間の良さを捉えにくいが、実際に空間に入ると雰囲気も良いいし、ボードを外せば3m程度になることも期待できる天井など、ポテンシャルは高そうだ。また、目黒川方向、山手通り方向へとそれぞれ向いた小さなバルコニーからの眺めもなかかなかのもので、目黒川へ向いたバルコニーなんて、春には絶好の花見スポットになるはずだ。
>>HOW TO USE
意識せずとも目立ちやすいポジションにある空間だが、少し居室の奥へ入ればその視線も感じなくなり、急にプライバシーも増す空間へと切り替わるのがまた面白い。例えば、ホーム側はその視認性を活かして自社の絶好のPRの場としつつ、奥では目黒川でも眺めながらゆっくりとクリエイティブ脳を働かす。そんな表裏をうまく使い分けられれば、より面白く働けるんじゃないだろうか。室内は既存の床壁天井の仕上げを削り取り、セミスケルトンで無骨に仕上げるだけでも雰囲気はガラッと増すし、そこにカジュアルにテーブルや家具を並べるだけでもだいぶかっこいい空間になるだろう。今やリノベの王道スタイルとなりつつあるそんな空間だが、他の区画が少々派手に作り込んでいる分、この区画はカジュアルに力み過ぎないぐらいが他との違いも見せられてちょうどいいと思う。オフィスだけではなく、トレーニングジムなどでも相談できるというこの空間。ここでどんな目立ち方をするのかはお任せしたいが、ホームにいる人の視線がつい向かうような、魅力的な存在へとなることは期待している。
EDITOR’S EYE
このままの引き渡しなので内装工事費用は覚悟して欲しい物件だが、この立地にしては比較的リーズナブルな募集内容にも思える。これはきっと、急いだ方がいい掘り出し物件なんじゃないだろうか。建物内には多種様々な店舗や事務所が入るため、少しガチャガチャしている面はあるが、その中で1区画だけガラッと雰囲気を変えた空間があると、また注目されやすい空間となりそうだ。