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白金台駅から目黒方向へ進むとすぐに、通称プラチナ通りと呼ばれている外苑西通りのはじまりの地点がある。プラチナ通りは、車道の中央にも歩道の街路樹にも緑が多くあり、季節の移ろいを身近に感じられ、車で移動するにも歩くにも気持ちの良い通りだ。そんな外苑西通り沿いの自然教育園に隣接した立地に、表情豊かなガラスルーバーが特徴的な建物を見つけることができる。
この建物は過去にも、現在でも有名なIT企業が入居しているため、その業界では知る人は多いのではないだろうか。また、メディアなどでよく紹介されている、贅沢に内装をつくり込んだ誰もが羨むデザインオフィスがある建物でもある。
IT企業の多い渋谷や六本木から距離的には近いが、少しエリアを外すだけで豊かな自然環境や落ち着きのある街並みが手に入れることができる。オフィスの機能や空間の質だけでなく、周辺の環境の良さはこれからますます重要な要素になるのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
外観はもちろん、エントランスの格子状の天井も退屈になりがちなオフィスビルに良いアクセントを与えている。また、オフィス室内の天井も一部似たデザインになっており、高めの天高と緑を望む眺望、さらに大きなテラスもあるとびきりの空間。建物全体のデザイン性の高さをひしひしと感じるオフィスだった。