南麻布オフィス | デザイナーズSOHO空間
EDIT
>>LOCATION
広尾駅の近くにある有栖川公園。都心の癒しスポットと言えるこの公園の周りには、多くの大使館や大規模な集合住宅なども増え、高級住宅地特有の品のある町並みが広がっている。そんなエリア内で見つけたこの物件は、有栖川公園脇の緩やかな坂を10分ほど進んだ小高い丘の上。駅からは少々距離はあるものの、季節ごとに移りゆく公園の緑を横目に進む道のりはなかなか気持ちよさそうだ。
>>SPACE
道路より、さらに一本奥へ入った場所に潜むこの建物。なんとも言えないそのキャラクター性のある表情は、見れば見るほどジワジワと可愛さが滲みでてくる。戸建てのようにも見えるこの建物だが、実は2軒が1つになったテラスハウス。その内部もスキップフロアという変わった作りになっていて、地上から屋上までの計6層の小さなフロアが、階段を中心に半階分ずつずらしながら展開していた。1年ほど前にリノベーションを行い、現在の姿へ生まれ変わったというこの空間。4LDKの住居仕様で、中庭を望むリビングの他にも4つの異なる部屋もあり、さらに最上階のそのまた上へ続く階段を上るとルーフトップにも出られる。そこからは六本木のビル群や遠くに東京タワーも眺められるので、ちょっと疲れた時はこの風景を眺めながら一服し、頭を切り替えることもできそうだ。とは言え、屋上のようにフラットな場所ではないので立ち入りにはご注意を。
>>WORKSTYLE
レイアウトを考えると、少人数制のSOHO利用と言った感じだろうか。それであれば、例えばこんな使い方はどうだろう。普段は代表者の住居として使い、時々在宅のスタッフが集まって作業できるような環境だけを整えておく。業態によっては毎日オフィスに通勤する必要性も無くなりつつあるので、そんなカジュアルな働き方へシフト変更しても面白いのかもしれない。それによって少しマンネリした会社の雰囲気も変えることができるかもしれないし、スタッフには大々的に言えないが、オフィス兼用という口実で、少しリッチな暮らしを手にいれるという旨味もある。たまにみんなが集まった時は、仕事終わりに手作り料理とお酒でもてなし、仕事の話に限らずたわいもない話で盛り上がるような、時々を楽しむ働き方をこの物件でトライしてみるのもいいかもしれない。
EDITOR’S EYE
住居での募集が基本ベースなので、SOHO利用の場合でもなるべく少人数制のオフィス利用に限られる。住居としてはなかなか居心地のいい空間だが、働くことをメインにイメージするとまとまったスペースがないので、例えばフリーアドレスのように使い方には工夫が必要そうだ。