北青山オフィス | デザイナーズメゾネット空間
EDIT
>>LOCATION
表参道から青山通りを外苑方向へ。四季の移ろいを感じる事が出来る外苑前のいちょう並木は平日休日問わず、人気の「Royal Garden Cafe」や「SHAKE SHACK」に列をなす人々などで賑わう。青山通り沿い、いちょう並木を少し超えた場所にある外観も特徴的なこの建物。今回の募集区画9Fへ上がると、この建物の最たる特徴の1つでもある円形のパティオから射し込む光が出迎えてくれた。
>>SPACE
募集区画は青山通り側とは反対に位置し、外苑方面、新宿方面までをも見渡せる窓面が開放的なメゾネット空間。吹き抜けを絡めた天井の高さと、壁一面の開口部により日中は照明が不要な程だと感じる。
この区画には2つの玄関があり、オープンなリビングに通じる扉を開けると、5mを超える天井高をもつ纏まったスペースにつながる。中央にある螺旋階段の上には、通路によって左右にゆるく区切られた2つのスペース。空間と一体感がありながら、程よいプライバシー性もあるので、集中が必要な場合は重宝するだろう。もうひとつの玄関扉を開けると、個室と独立性の高いキッチンへと出入りが出来る。執務スペースと来客用とでエントランスから分ける事が出来るので、レイアウトは比較的考えやすいかもしれない。
>>HOW TO USE
室内はタイルカーペットの色気のないオフィス仕様だが、コンクリート剥き出しの壁面を黒い装飾部材がぐっと引き締めた空間はモダンな印象を受ける。毛足の長い黒いカーペットで、スマートに仕上げてみるだけでもだいぶ印象は良くなるはずだ。
地上高くに位置したフロアからは外苑の緑や、近くに感じる雲の動きを眺めることも出来るため、籠りがちな作業が続く時でもでもうまく気分転換出来るだろう。前回室内に訪れた時は外装工事中ということもあり、この圧倒的な眺望や空間を伝えきれないのが残念だが、本来のロケーションは写真や文章で理解するよりも、ぜひご自身の目で体感していただきたい。
EDITOR’S EYE
その立地、外観、エントランス、眺望、フロアに上がった際の印象等、他の物件には無い特徴的な部分も多いこの建物。室内に入る際に必ず目にするパティオには、整えられた緑が光を求め上へ上へとその身を伸ばしている。もの言わずとも上空へ向かいその身を伸ばし続ける新芽に自らの成長を重ね合わせ、新鮮な気持ちで毎朝オフィスの扉を開いてみるのも良いかもしれない。