代官山オフィス | 並木橋脇、レトロマンションの最上階セット貸し
EDIT
>>LOCATION
おしゃれな街の代名詞とも言える代官山エリア。ショッピングや生活、そして働く場所としても人気が高いオールラウンダーで、その居心地がいいためか、なかなか物件が出づらい激戦区でもある。そんな代官山エリアのメイン通りの1つ、八幡通り沿い。街路樹の木陰が気持ちよく、通りに沿って感度の高いショップやカフェが点在するこの通りを、渋谷側へ進んで行くと、並木橋の手前にこの建物は現れた。
>>SPACE
あと数年で50を迎えるレトロマンション。今ではその多くが事業用として使われていて、アパレルやデザイン関係の会社に特に人気が高い建物だ。
募集はこの最上階に当たる6F部分。ワンフロア3部屋に分かれているが、なんと奇跡的にもその3部屋が同時募集となる。八幡通り側に向いた、隣り合う2部屋。室内はどちらもボロボロで、正直このまま引き渡されても、、とすら感じてしまう状態だが、光の射し込む明るい感じや間取りの使いやすさ。そして実は一部の壁を抜いて空間をリンクすることも可能という、妙な面白みを秘めている。そして3つ目の部屋は、廊下を挟んだ反地側に向いている。室内は1番小柄ながらも、窓面は大きく、こちらも明るくて、バルコニーから望む渋谷のビル群や空がまた気持ちいい。
どの部屋も荒削り感は凄いものも、使い方、磨き方によって光そうな、それぞれがいいポテンシャルを持っていそうな空間だった。
>>HOW TO USE
本来は別々の3部屋がセットで借りられ、さらに6Fを丸ごと独占できるというアツい状況に、とても心を踊らされてしまう。勝手なイメージだが、この3部屋はまるでトリオ芸人のよう。個性の強い2人と、それを一歩下がってしっかりと支えるリーダーのような存在。それぞれのキャラや3つの織りなす“間”を、どううまく成立させていくかがこの物件の楽しみだ。
例えば道路側の2部屋は、アトリエやショールームなど、キラキラとしたキャラクターで彩りつつ、もう1つはバックオフィスとしてうまく支える感じ。常に3部屋の扉を開けていくことで、3部屋の繋がりも途絶えさせず、6F全体でうまい世界観が作れるだろう。また、現状この内装なので、大いにイジって1つ1つのキャラを持たせやすいのもいいところ。3部屋まるっきりテイストや色合いの異なる内装で仕上げ、特定の用途を制限せずに、臨機応変に時々で部屋を使い分けていく感じも、ここなら面白そうではないか。
この物件は、1部屋でも欠けたらダメだろう。3部屋だからそこうまく力を発揮して、大きな笑いに変える。この6Fで、3部屋のどんな息の合った掛け合いが生まれるのか、次の展開がとても楽しみだ。
EDITOR’S EYE
内装はボロボロだし、大きく手がかかりそうだが、この立地、この奇跡的に6Fを独占できるタイミングなど、手を掛けた以上の面白みは作れそうな空間だ。オフィスやショールーム程度と、利用方法自体の幅はないものの、その中でも多彩な使い方、彩り方、働き方は十分考えられるのではないだろうか。