EDIT
神谷町、虎ノ門と六本木にはさまれた街。華やかな印象のある街ではないかもしれない。しかし仕事おわりにはたった1駅でおしゃれなバーに繰り出せる立地だ。駅から10分ほど歩くと、左手に突如として東京タワーが現れる。この荘厳たる出で立ちは、いつまで経っても健在だ。そして右手には、今回ご紹介する、外観から人目を惹くこの建物がそびえ立っていた。
今回募集しているのは2室。こちらの空間の特徴をあげるなら、なんといっても天井が高いこと。そして建物の外壁にあたる部分は、贅沢なほど窓が面積を占めており、採光は充分だ。この大開口が、外観のデザインとしても一役買っているのである。募集中の一室は、さながら撮影スタジオのような空間だ。荷物や人数が少なければ、簡単な撮影スペースとオフィスを兼ねることもできそうな雰囲気である。窓際にデスクを寄せてL字に配置し、その反対側、コンクリートの壁面に向かってパシャリ。アパレルや広告の物撮りができてしまいそうだ。
募集しているもう一室では、ちょっとしたメゾネット気分が味わえる。玄関から進み水回りを通り過ぎ、左に向かって空間が広がっている。キッチンスペースの先には階段があり、ここを7段降りると、そこにまた新たな空間が広がっている。天井の高さはそのままなので、ひとつの物件の中でまったく違う空間体験が味わえる。この床の段差の下にはちょっとした空間があるので、ここに収納や本棚を配置するとインテリアにもなり収まりがよいであろう。自由に使えるスペースで言うと、横に広いとは言えないかもしれない。しかし、兎にも角にも縦の広さを確保したい方、必見である。
今年で築56年となる東京タワーは、今も昔も東京を代表するシンボルであることに変わりはない。その東京のシンボルともいえる東京タワーの麓で、自分らしく働くということは、きっとこの先の人生の良い思い出にもなりうるだろう。そんな将来の記憶の為にも、この空間を十分に楽しみ、日々東京タワーを見上げながらトコトン働いてみてはいかがだろうか。その充実した日々が、きっと今のあなたを成長へ導き、良き将来を造り上げていくことになるだろう。
EDITOR’S EYE
テラスが室内にべこっと凹んで収まっている。こちらもガラス貼りとなっているので、喫煙スペースにしてもあまり寂しくない。もしくは、観葉植物をいくつか置けば室内からも緑が見えるので、目や心に優しいだろう。面積的にはあまり広くないが、そんな使い方ができたら、本来の役割以上に生かせるスペースとなりうるだろう。