中目黒オフィス|目黒川沿いスケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
こちらの建物は中目黒駅からわずか2分程度の川沿いにある。春には目黒川沿いの桜並木がピンクに色づき、たくさんの人で賑わう都内でも有数の人気スポット。近年、東横線高架下の開発でおしゃれなイメージもより一層高まりながらも、アトラスタワーの麓の川沿いにはちょっとした広場が設けられ、子どもたちの遊ぶ声などが聞こえる健やかさもある。
現在は葉っぱが落ちてしまって物寂しさのある季節だが、もうすぐ芽吹く桜を待つように、目黒川のすぐ真横に立つこの物件を見つけた。
>>SPACE
2016年に建てられたまだ築浅の1棟ビル。この建物、室内に入ると1Fから4Fまで全てのフロアで目黒川に面している方にはほとんど壁がなく、川や桜を眺めるために作られたかのようだった。
室内は、現在、天井と壁には味気ない印象のボードが貼られ、最後の仕上げは任せた!と言われているような状態。以前のテナントは天井をきっちり取っ払っていたので、同様に取っ払ってしまい、空間に気持ち良さをプラスアルファして欲しい。
ただでさえ気持ちの良い川沿いのロケーションに加えて、1Fに関しては道路に面した全開放サッシが設置されているため、暖かい季節には全て開け放つ。そんな開放感溢れる利用方法を想像し、思わずニンマリとしてしまった。
>>HOW TO USE
何と言ってもロケーション勝ちなこの物件。窓の先には川と並木が春夏秋冬、四季折々に彩られる風景を望むことができ、上階に上がるほど、最初は見上げていた桜並木が段々と目線の下へと変わっていく。最上階までたどり着けば、ちっちゃいながらも桜並木を見下ろせるバルコニーもついていて、春には辺り一帯がピンクの絨毯、そんなシーンも楽しめることだろう。
そんなこの建物で働くのであれば、窓面を意識したデスクの配置は必須、作り込みすぎず、窓先の景色との調和を活かした空間を目指してほしい。窓の外を眺めれば、目の前の草花が成長し、移ろいゆく四季を間近に感じながらクリエイティブに働く。この建物で働けば、春がもっと好きになる、きっとそんな建物だ。
EDITOR’S EYE
元の入居者は、著名なクリエイティブエージェンシー。その頃の建物写真もあるが、さすがと思えるカッコ良いだけでなく、気持ちの良い使い方だった。ポジション的には、店舗、ショールームなどの使い方がしっくりくるかもしれないが、自然と人が集まってくるようカジュアルなオフィスとしてはいかがだろうか?