神宮前オフィス・SOHO | 駐車場付きの戸建1棟
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>>LOCATION
青山通り沿いにそびえる国連大学のちょうど裏手側。青学を背にして、神宮前5丁目の奥地へ入っていくように路地を進んでいくと、少し開けた角地にこの個性的な建物は現れる。最寄りの表参道駅からは少々歩くものの、通り沿いにはアパレルショップや洒落たカフェ、レストラン、曲がり角には革鞄工房の旗艦店などもあって、徒歩6分という道のりは心なしか短く感じられた。
>>SPACE
コンクリート素地の1F部分と左官で仕上げたクリーム色のツートンカラー。いわゆるデザイナーズと呼ばれる建物ではないが、その一方でどこか温かみが感じられる、不思議な魅力を湛えていた。
3層の一戸建てで、間取りは3LDK。広めのエントランススペースとストックヤード付きの1室を抱える1Fに、2FはワンフロアまるっとLDK+バルコニー。3Fはバスルームなどの水廻りと個室が2つという構成で、各フロアは螺旋階段でつながっている。もともと住居としてつくられた空間は、バスルームやキッチン設備も完備されており、仕事柄、夜遅くまで働きたいという企業のニーズにも十分応えられる環境と言えるだろう。複層フロアによる使いづらさはある程度想定されるが、フロアや部屋ごとに用途を分けられることはメリットとも取れそうだ。38㎡あまりの広さがあるLDKはメインのワークスペースや来客をもてなすラウンジとして、最上階の個室は業務に集中する空間や、芝生などを敷き詰めてリラックススペースとしても良いかもしれない。
>>WORKSTYLE
外観に引き続き、室内でも目を引くのはその特徴的な配色だ。淡い黄色の階段を囲む曲面や、白い窓枠が映える紺色の壁は、まるで子ども部屋のようでもある。3Fは斜線制限でトリミングされてできた屋根の形状が室内にそのまま現れ、屋根裏部屋のようなワクワク感も得られそうだ。
「ようやく子どものような絵が描けるようになった。」
かのパブロ・ピカソが晩年に残した言葉にもある通り、子どものもつ柔軟性や独創性には見習うところもあるだろう。まるで感性を育む子ども部屋のようなこの空間で、自らのクリエイティブを感化してみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
2台分の駐車スペース、自転車置き場ももれなく付いているのも嬉しい特典。神宮前5丁目の閑静なオフィスに愛車で通勤というのも、楽しみの一つになるかもしれない。