EDIT
>>LOCATION
表参道駅から青山通りを外苑前駅方向へ。直線上に結ばれた2つの駅のちょうど中間辺りに位置する南青山3丁目交差点を西麻布方面に南下していく。しばらくすると左手に現れる青山霊園の緑に目をやりながら歩を進めると、その緑を見下ろすようにそびえ立つ真新しいオフィスビルが見えてくる。
>>SPACE
こちらの物件は2016年3月に新築されたばかり。真新しいエントランスを潜り今回の募集フロアへと上がる。間取りはシンプルなワンルームで、扉を開けてまず目に入るのは青山霊園側に大きく取られた開口部。春先は所々にピンクの桜が入り色彩のコントラストも実に見事。墓地を見下ろす事に抵抗感がある方もいるかもしれないが、逆に考えれば上層階からはミッドタウンや六本木ヒルズ、東京タワーまでが一望出来る眺望はこの立地だからこそ手に入るとも言える。建物のファサードの一部としての正面のガラスバルコニーからの眺めも他では中々得る事の出来ない貴重なものだろう。トイレとミニキッチン付属で余分なものの無いシンプルなオフィス仕様である。
>>WORKSTYLE
立地と眺望に関しては言うことなしだろう。とするとこの眺望を最大限に活かす為に室内のレイアウトにはこだわりたい。西麻布にオフィスを構え、来訪者にもその眺めを誇れるこの空間を壁で区切るのは得策ではないだろう。いっその事室内の中央は開けてしまうのはどうだろうか。両脇の壁にデスクや必要設備を整えあえて中央は眺めへの花道として開けてしまう。打ち合わせは窓際の陽だまりの中で。スタッフや来客も、季節毎に色を変える眺望を十分に感じられる、そんな空間にしてみると面白いだろう。
外苑西通りから続くキラー通りの由来は諸説あるが、「青山霊園沿いだから」という理由で著名なデザイナーが命名したとの説が有力との事。ならばこの立地故に得られる「Killer View」を満喫しながら仕事に没頭するのも良いのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
新築時から数年程経過したが、それでもまだまだ綺麗な印象の物件。キラー通りを通る時には、思わず目を惹かれるような存在感。アクセスはやや悩ましいが、コンパクトなオフィスとしては優れものだろう。