渋谷オフィス|上層階バルコニー付き空間
EDIT
>>LOCATION
再開発もゴールが見えてきて、より一層活気に満ち溢れている渋谷駅近辺。その南側は渋谷ストリームや新南口などがここ数年で出来上がり人の流れが変わった。そんな一帯を背にして明治通りを恵比寿方面に進むと、いわゆるトレンドやカルチャーというよりはビジネス感強めのエリアに入る。近くには出世のご利益もあるとされる金王八幡宮があるが、隣にはJRAの場外馬券場かつ、1Fにはヤマト運輸の集荷場という少々カオスな印象の場所でこの建物を見つけた。
>>SPACE
周辺のカオスな印象とは対照的に、エントランスはリニューアルされてかなりクリーン。その印象のままに募集区画の8Fに上がれば、そこにはスタンダードながらも期待値高めの空間が待っていた。
室内は約50坪のワンフロア。床はカーペットで天井高はそこそこと、いわゆるスタンダードなオフィスといった印象。だが、開口部は一面窓で明るく、風通しも良いのでとにかく気持ちが良い。そして窓先にはバルコニーが細かく3つ付いている。向かいには背の高いビルがあるため抜け感こそないものの、視線は気にならない状態なので、逆に程よいプライベート感に浸れる。少し目を逸せば左手には明治通りが顔を覗かせ、右手には金王八幡宮の緑が優しく出迎えてくれる。そんなちょっとした特典を目にした後、やり方によってはこの空間は格段に変わるのではないかと、期待値が不思議と高まりワクワクする感覚になった。
>>HOW TO USE
正直、現在の姿でもオフィスとして何ら問題なく使えるだろう。だが、そのまま使う選択肢は敢えてお勧めしない。なぜならこの物件の最大の魅力は手を加えた後の伸び代だと感じるから。一度想像してみて欲しい。天井はボードを抜いてスケルトンにし、照明はライティングレール。床は今時なモルタルだったり、質感のあるフローリングだったり。細かく設置された空調もあるため、部屋を区切るのも容易だ。賭けにも思えるような大規模な改装ではあるが、見違える空間になることは簡単に想像ができるはず。この賭けが成功した暁には、人が集まり、仕事にも拍車がかかり、金王八幡宮の恩恵も相まって飛躍的な成長ができるのではないだろうか。そんなご利益もありそうなこの建物と諸々条件が合うようであれば、ビギナーズラックを信じて最初の一歩を踏み出しても良さそうだ。
EDITOR’S EYE
あまり声を大にして言えないが、仕事がうまくいっている時は横のJRAの場外馬券場で勝負を仕掛けるのも良いのではないだろうか。仕事の調子がいい時は大抵プライベートの調子も良くなるので、馬券の調子もきっと上がることだろう。(※外れても責任は取れません)