千駄ヶ谷オフィス | 新宿御苑に隣接する1F路面オフィス
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>>LOCATION
新宿区、渋谷区にまたがるように位置する新宿御苑。1万本以上とも言われる木々が生い茂る広大な庭園が広がり、いつ訪れても四季折々の表情で楽しませてくれる、まさに都会のオアシスとも言える緑豊かな環境が魅力だ。この建物があるのは、そんな新宿御苑の敷地の脇。最寄りの代々木駅を背にして明治通りを渡り、御苑の緑に向かって道を入っていくと、間もなくしてこの建物は現れた。
>>SPACE
御苑の緑を目の前に捉えるように立つ、このオールドマンション。今回ご紹介するのは、その1Fにある路面区画で、その外面もなかなか悪くない表情をしていた。
以前の入居者の居抜きだというこの空間。室内は2つに分かれており、モルタル床で仕上げられたエントランスエリアと、パーテーションの先にあるメインワークスペース。天井はスケルトン仕様のため、現況3.2Mほどと十分な高さを備えており、奥にはこのサイズの部屋には珍しい、男女別トイレもしっかり備わっている。これは嬉しいポイントだ。北向きなので、採光だけは正直望めないものの、それ以外に気になるところは見当たらないような、コンパクトながら優秀な空間。それにプラスして、外に出れば野生味溢れる御苑に木々が広がる、空間、環境共に良好な表情を魅せるオフィス空間だった。
>>HOW TO USE
特に室内へは手を加えることもなく、このまますぐに入れる手軽さもこの空間のウリだ。レイアウトも明快なため、このままこの空間に身を任せて整えていくのがベストだろう。室内空間はもちろん魅力的だが、個人的には1Fというこのポジションもまたすごく気に入っている。扉を開ければサクッと外に出られてしまうので、まるで外もオフィスの一部のように感じられるところが面白い。日中ガツガツ働き、疲れた時に一息つくために外に出て、目の前の御苑の緑によって癒しをチャージ。たまにはもう少し足を伸ばして、散歩がてら御苑の中を散策しつつ、なんなら芝生に寝転がってスマホで簡単な仕事をさばくのもいいだろう。まるでこの広大な御苑をオフィスの庭のように捉えられるのも、この物件のポジショニングならでは。都会の中心地にいながらも、緑豊かなこの環境と、この空間の中で、穏やかな時間を過ごしてみてほしい。きっと毎日オフィスに来るのが楽しくてしょうがなくなってしまうのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
このままの空間も魅力的だが、もし自分なら全体をなるべく白く塗装してしまうかもしれない。もちろんその工事は要相談事項ではあるが、そうすることで全体的に明るい雰囲気となり、窓先にうっすらと滲むよう映る御苑の緑も、うまく空間に映えるのではないだろうか。