赤坂オフィス|駅近天高4m超1F路面区画
EDIT
>>LOCATION
場所は赤坂見附駅。赤坂エリアは、国際色豊かな飲食店が点在し、昼も夜も賑わいを見せている場所。対して、外堀通りを挟んだ反対側は、国会議事堂や首相官邸を始めとした、国家の中枢機能が集まる格式ある街並みの永田町エリア。そんな相反する様な2つのエリアをの間にある外堀通り沿いに立つのが、今回ご紹介の建物。滑らかな曲線を描いたガラス面が印象的な建物が、赤坂エリア側から対岸の永田町エリアを見つめる様に立っていた。
>>SPACE
募集は建物の顔となる1F部分。外堀通りと裏側の通り、さらにはそれらをつなぐ路地にも面していて、通りに面する壁はぐるりとほぼ一周ガラス張りになっている。そんな視認性の高い区画ではあるものの、外観からの印象は、赤坂エリアの商業的な雰囲気というよりも、どこかカッチリ感の強めの真面目な印象に思える。しかし、一歩室内に入ると、実はなかなか意外な空間が出迎えてくれた。1F路面の店舗可能な区画でありながら、床はタイルカーペットと、ここでも真面目さは持ちつつも、天井を見上げれば、配管やダクトなどが剥き出しの荒々しいスケルトン状態。さらにその天井高は、なんと約4.5mと、かなりスケールアウトした高さに度肝を抜かれるだろう。そして、トイレや給湯室などは共用部にあったりと、専有部の面積効率の良さなど、実用的な部分も備えていて、なかなか抜け目のない印象だ。リニューアルして狙った内装ではないこともあって、その意外性やギャップによるインパクトがかなり強めに感じられる空間だった。
>>HOW TO USE
暖流と寒流がぶつかる潮目と呼ばれる場所は、両方の海流の魚が集まりやすく、餌となるプランクトンが豊富なため、好漁場となりやすいという。この物件があるのは、カッチリとした永田町エリアと、国際色豊かで賑わいのある繁華街の赤坂エリアに挟まれた場所。その2つのエリアを路地で繋いでいる場所ということもあり、2つの性質の違う流れが交わる様な場所とも思えた。そんな潮目の様な場所で、なおかつ、外に向けて開かれている視認性の高い路面区画となれば、働く場所としても好漁場顔負けのスポットとなり得るかもしれない。オフィスとしては、駅近で外堀通り沿いという機動力の高さも備えているため、必要に応じてすぐに飛び出していけるだろう。店舗やショールームとしても、永田町側からも赤坂側からも人を集めやすく、自然とプロモーションができ、活気あふれる場所になりそうだ。
良い漁師は、何よりその読みが優れている。交わる流れを読み、ここで巻き起こる波に乗ってこの場所で一旗あげて頂きたい。
EDITOR’S EYE
建物正面については、ガラス部分を入り口にすることも可能とのこと。入り口を大きく取りたい店舗や搬入するものが大きい企業などは重宝しそうだ。