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古くから書店街と知られる神保町。現在も多くの古書店などが点在し、知の集まる街。またランチなどが充実している点も、この地で働く楽しみの一つだ。そんな多くの書店や飲食店が建ち並ぶ靖国通りを、神田方面に5分ほど進んだ場所にこの建物はある。築30年にも満たないビルだが、最近全面的に無駄なものを削ぎ落とす潔い改修が施され、ありのままの状態に生まれ変わった。
程よく古く、程よく新しく改修された空間。荒々しいコンクリート空間と、明るい白い壁、それらを照らす裸電球の柔らかな光。空間は未完成。ただ、最低限手を加えただけベーシックな空間と言えるだろう。共有の水回りは少し不便なところはあるが、その分室内を無駄無く使え、普段使わない物は、おまけで付いてくる倉庫に全部収納出来てしまう。むき出しの天井や床などは、見た目の良さとは反面、床等はこのままだとホコリなどの心配もあるので、床を仕上げたり、最低限の防塵塗装などの対策をすると良いだろう。少し費用はかかるが、安価な賃料などを考慮すれば、総合的に見ればとてもお得な物件だと言える。共有部も同じテイストで統一されているため、自分たちでのアレンジもしやすい。特に上下を繋ぐコンクリートの螺旋階段は、その独特な造形がとてもカッコいい。たまには運動を兼ねて登ってみてはいかがだろうか。
シンプルなワンルームの為、特に使い方には困らないだろう。キッチリとデスクを並べてもいいし、様々なデスクや椅子をランダムに広げ、ノマドスタイルで自由に働いてもいい。また、同フロアーには打ち合わせに丁度いい部屋もあるので、セットで借りるのも良いかもしれない。大きな部屋は普段のワークスペースに、小さな部屋は打ち合わせスペースなどに。色々想像が膨らむ物件だ。
EDITOR’S EYE
ビル裏には、フットサル場やバスケットコートなどが付いた大きな公園がある。使用には有料のようだが、晴れた日にはみんなで汗を流すのもいいだろう。