南青山オフィス | 居抜きSOHO空間
EDIT
南青山4丁目の奥深く、青山橋と外苑西通りが交差する場所から程近い路地に緑豊かな建物がある。ギリシア神話における豊穣の女神の名を冠したこの建物は、足元を植物に彩られ、様々な素材が豊かに調和するどこか凛とした佇まいだった。
募集区画は緑の壁の向こう側にある1Fの一区画。店舗利用も可能なこちらの物件は、道路面からのアプローチ方法が2つある。メインエントランスの他に通りに面する緑に挟まれた個性的な鉄扉からもアクセス可能なため、業種によってはこちらを主動線として使うことも検討できそうだ。緑壁との間には可愛らしい小庭も付いており、植物好きなオーナーさんにアドバイスをもらって緑を育ててみるのも良いかもしれない。実はそのオーナーが以前住んでいたのが、今回ご紹介するメゾネット区画だ。
これまで様々な空間を見てきたこともあり、室内を回れば使い方についてはある程度イメージが浮かぶつもりでいたが、正直なところ、この空間に関してはどのように使ったらいいのか見当がつかない。間取りとしては2LDKだが、なんとも微妙な広さを抱える部屋が多く、動線的にも難易度が極めて高いのだ。外観内観を含め雰囲気は決して悪くない。が、使い方のイメージだけがどうしても浮かばない。。難攻不落とも言えるこの空間を豊かな想像力で攻略してやろうという気概をもった企業があれば、ぜひ一度現地を訪れて知恵をお貸し頂きたい。現地でとことん考え抜いた時間は、新しいオフィスへの愛着にもつながるはず。そして、気難しい女神を落とすことができた暁には、きっと実りある働き方が約束されることだろう。
EDITOR’S EYE
ちなみにこちらの建物、現在も1Fの別の区画にお住まいのオーナー自ら手掛けられたという。建築デザインからライフスタイル提案に至る多彩な才能に加えて人懐っこい性格を持ち合わせる彼女に、攻略のアドバイスをもらってみるのもいいかもしれない。 バスルームやシャワールームも付いており、働く空間としては十分すぎるほどのアイテムを揃えた空間は、職住一体で夜遅くまで打ち込みたい人にとってはおすすめできる環境だ。