南青山オフィス|最上階ルーフバルコニー付空間
EDIT
>>LOCATION
渋谷から六本木方面へ向かう六本木通り。車通りが多く、忙しない印象のロードサイドではあるが、青山トンネルを越え、コカ・コーラジャパンの本社がある辺りに来ると、意外にも長閑な印象を感じる場所がある。近くにある常陸宮邸の敷地の緑が溢れ、空も開けている気持ちの良さがあって、ついつい歩む足を緩やかにしてしまいそうになる場所。そんなエリアの少し先に、アールを描いた特徴的な外観のこの建物を見つけた。
>>SPACE
数年前にエントランスやエレベーターホールなどの共用部から専有室内までリニューアルしたこの建物。今回はその最上階8F区画が募集となった。
室内に入ってまず感じたのは、思っていた以上に空間が広いこと。もちろんその理由は、8F全体の3分の1ほどの面積を誇るスペシャルなバルコニーが存在感を放っていることに他ならないが、それに加え、室内と外の境界線が全てガラス張りになっていることで、室内からバルコニーまでがひと繋がりの空間の様に感じられるのだ。
そんな室内は、ガラス張りの会議室が備わったセットアップ仕様。コンクリート調の床に、白い壁と天井というサッパリ塩系の空間自体も好印象だが、バルコニーとの一体感によって、この空間は他の物件にはない魅力を放つ。壁で囲まれたバルコニーではあるが、吹抜けによって青空を感じ、採光も確保している。そんなプライベート感のある造りによって、最上階に隠された秘密の場所の様な「とっておき」感にグッと心を掴まれてしまった。
>>WORKSTYLE
ちょっと離れた場所にあるからこそ、余計にこのプライベート感のあるバルコニー付きの空間が特別に感じられる様な気がする。そんなちょっと特別な空間で働くならば、室内とバルコニー、それぞれで適している業務を行う場所を推奨してみるのはいかがだろうか。室内では、しっかりと集中できる環境を設け、仕事にのめり込める場所にする。逆にバルコニー部分にはカフェのテラス席の様にテーブルなどを追加して、季節の良い昼は青空の下自由に働く。会議室よりも自由な発想ができそうでもあるので、アイディア出しの打合せなども積極的に行ってもみても良いだろう。さらに、バルコニーだけは無礼講エリアとして、上司と部下の垣根を超えたコミュニケーションを許可してみるというのも面白い。風通しが良いレベルを通り越せば距離感も縮まって、会社にもより一体感が生まれるかも。
最上階にある、プライベート感と特別感を持ち合わせた空間。この空間で、室内とバルコニー、仕事と遊び、さらには上司と部下などの垣根を越え、ボーダーレスに自由を楽しんで頂きたい。
EDITOR’S EYE
この物件に限らず、最上階はスペシャルな造りになっている物件は多くある。ルーフバルコニー付きはもちろんのこと、天井が異常に高いとか、ちょっと特殊な空間は魅力的に感じられる。そんな最上階をオフィスとして利用するのは、やはり特別感があって良いと思う。