南青山オフィス|レトロ 陽当たり良好な空間
EDIT
>>LOCATION
Francfranc前の交差点からキラー通りを西麻布方面へほんの数分。周囲には結婚式場やアトリエなどもあり青山らしさもありつつも、拘り深い飲食店が増え、ちょっとした下町感も漂う。SKISHOP JIROの手前、隈研吾氏設計の特徴的な建物脇を裏路地へ進むと、表のキラー通りとは違ったどこかひっそりとした一帯が。少々レトロな顔つきのこちらの物件は、現状こそ物足りないが、そのポテンシャルを感じさせてくれる空間だ。
>>SPACE
建物6Fの1フロアまるごとの募集。空間は中央にある階段部分を境にして、緩く区切られた形状。2つの入り口をうまく使い分け、執務スペースと打ち合わせ・MTスペースなどでの利用が容易に想像できるだろう。3方向を窓に囲まれた室内は、味気のないタイルカーペットの現状でさえ明るさを感じる。青山界隈の建物密集地では中々珍しい開放的な明るさに喜びつつ、バルコニーへ出てみると、、、眼前には墓地、それゆえの視線の抜けだと気付かされる。
リニューアルされた設備は真新しさも感じるが、全体に流れる味気なさもあり、物足りなさを感じる方も多いかもしれない。
>>HOW TO USE
如何ともしがたい墓地viewと現状の味気なさはあるが、この立地での賃料目線としては比較的抑えられたこの物件。明るさと開放感を含めたポテンシャルを活かしつつ、思い切って全体的にテコ入れし生まれ変わらせてみて欲しい。その味気なさを払拭するために、カーペットを剥いで下地のコンクリートをモルタルで均し、天井は思い切って解体してラフな空間へ。グリーンやレトロ感のあるインテリアなどで味付けし、外の景色ではなく室内の「快適」さにとことん目を向けられるようにしてみると良いだろう。現状のぼちぼちな印象が吹き飛ぶような仕上がりをイメージしつつ、まずは焦らずじっくりとこの空間と向き合って、居心地の良さを追求してみてはいかがだろうか?
EDITOR’S EYE
外観からはレトロさも感じるが、共有部などは割と手入れが行き届いている印象だ。来客の期待を良い意味で裏切るような空間になれば、他には真似出来ないオリジナルな空間が出来上がるだろう。