白金オフィス|シンボリックなデザインオフィス
EDIT
>>LOCATION
白金台のプラチナ通り。イチョウ並木はほどよい木陰をつくり、道幅の広い歩道ではペットとすれ違うこともしばしば。何もない休日にのんびり散歩しながら、疲れたころに目に付いたカフェで一息する、そんな光景が絵になる場所だ。忙しさを排除した街、そう呼んだらちょっと言い過ぎだろうか。
>>SPACE
建物の設計は、建築やインテリア、インダストリアルデザインまで幅広い分野で活躍するデザイナー、フィリップ・スタルク氏によるもの。ビルは四角い立方体という固定観念に立ち向かうかのように、面白いまでに角をなくした外観だ。その出で立ちに好奇心をくすぐられ、どこかに隠し扉が潜んでいて、誰も知らない小部屋に続いているんじゃないか、と思わず外観をしばらくじっくり観察してしまった。
>>WORKSTYLE
室内はエレベーターを囲むようにU字になっている。そのU字の曲線に沿うように目線の高さでくり抜かれたような窓は、まるでガンダムの操縦席のよう。このオフィスのメインはこの“操縦席”に決まり。スタッフが集まる場所にしよう。窓の高さに合わせてカフェのカウンター席を2、3席設ける。スタッフの気分転換で使用されるその場所では、コミュニケーションが自然と生まれる。もちろんスタッフ同士のちょっとした打ち合わせもここで。プラチナ通りを見下ろしながら生まれるコミュニケーションから、どんな新しいモノを生み出せるだろうか。
EDITOR’S EYE
建物の出で立ちも空間も何か仕掛けがあるんじゃないかと思わせてくれる物件。白金台の街の雰囲気と空間の雰囲気、ギャップのある2つの雰囲気を働く時間の中で楽しもう。