神宮前オフィス|リノベ済み スケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
賑わいを見せるまい泉通りを抜けキラー通りを渡ると、それまでの活気は一気に落ち着き、下町の様などこか安心感のある街並みが現れる。著名建築家東孝光氏の代表作「塔の家」のすぐ裏手に位置する今回の建物は、準備万端の状態でありながらも、ひっそりと迎え入れてくれた。
>>SPACE
2F、3Fの上下2区画がほぼ同仕様でリノベーションされた今回の物件。1区画は比較的コンパクトな空間となるので、共有部の階段で繋がる2フロア一括の検討も十分ありだろう。モルタルで綺麗に整えられた床と壁面、スケルトンに白く塗装を施された天井、照明用ダクトレールに新設された空調、ミニマルなステンレスキッチン。これ以上ないほどにシンプルな設えだが、木の窓枠部分がアクセントになり、どこか可愛らしい印象も感じさせてくれる。東南向きの窓面からは光もよく入り、第一印象は間違いない空間だ。
>>WORKSTYLE
新しい環境でのスタートを考えた時に、このシンプルかつ整った設えは非常に嬉しい仕上がりだろう。リノベーションと言うとついつい作り込みたくなるが、素地を残したまま端正に仕上げられた空間は、その先の可能性を狭めない良空間だ。暖かみを優先するとすれば味わいのあるフローリングを、より男らしく仕上げるなら床にはクリア塗装で光沢を与えてみる。もちろんグリーンを置いても空間は映えるだろうし、あえて無機質な素材感で統一してみるのも面白いはずだ。この状態からどう自分たちのオフィスを仕上げるか、後一手を残してほぼ戦況はCheck mate。最終的に完成した空間は、きっとプライドを持った働き方が自然と出来る自慢のオフィスになっていることだろう。
EDITOR’S EYE
目的性がないと中々通らないような立地ではあるが、逆にその落ち着きが非常に心地よい場所だ。3Fには小さいながらもバルコニーがあり、トイレも含め水回りの清潔さもポイントが高い。サイズ感さえ問題なければ、オススメの空間であることは間違いない。